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JAZZ ROCK 3

JAZZ ROCK 4



MAXOPHONE
イタリアの名盤と名高いシンフォニックの雄、マクソフォーネのアルバム、ピアノ、ストリングス、ホルンと使うものは使
ってしっかりシンフォしてます、1975年なのでイタリアプログレ、最後の大物シンフォというわけで、いわばいろいろ
なグループのシンフォ系の集大成と言うわけです、75年と言うとハットフィールドのロッターズクラブ、ピンクフロイドの
炎、など名盤が出た年でもありますし、もうプログレの坂が下り坂になってきたのがはっきりした年でもあります、この
アルバム、当時はレア過ぎて当然買えるわけないので聴いてませんが、当時聴いたらどう感じるでしょうか?感激し
たでしょうか?ピンクフロイドの炎が結構普通のブルースっぽくて???だったのでこのアルバムは感激したので
は?と思います、とりあえずこのアルバム、コテコテのシンフォです、今聴くと、ちょっとくどいかな?シンフォが効き過
ぎて霧の中で迷子になったよう、掴み所がない感じで曲がどんどん進んでいきます、ただし4曲目の「エルゼヴィー
ル」と言う曲で霧がすっかり晴れます、基本はシンフォですが、アレンジがジャズロックで気持ち良くて、カッコ良くて、
美しくて、複雑で・・・この1曲はハイスピードシンフォニック(キャメル的ハーモニー)ジャズロックと名づけましょう


CAI
スペインのカイというグループの2つのアルバムがひとつのCDに一緒になったお徳用のアルバム、1995年の作品
で割合最近のアルバムです、それとも2枚一緒にして発売したのが1995年なのでしょうか?ま、内容はイタリアプ
ログレ的でややシンフォニック、端々にフラメンコ的なフレーズを入れてそれとなくスペインを演出しています、スペイン
も共和国なので、各地方でかなり民族的差異と呼ばれるくらい風習が違います、このグループはガルシア州出身の
ためややアカデミック、芸術家出身が多い州でもあります、昔からイベリア半島の中では異様に交易が盛んで異文
化を吸収するのに長けているのはそのせいでいしょうか?3曲目なんかとても素晴らしいジャズロック・フュージョン、
ハマビシュヌオーケストラ的で、適度なグルーブ感、高揚感があり美しい小曲、8曲目からは2枚目に入り、1枚目と
やや印象が違います、かなり垢抜けたアレンジばかりで、キーボートの音は1980年あたりのデイブ スチュワート
(ブラフォードのワン オブ ア カインド的)の音出してます、サンバ的な曲やズーク的なノリノリのラテンの曲もやって
ますが、南米のソレにはならずに自分達らしいアレンジに処理しています、13曲目はこれぞ、スペインのハットフィー
ルドと言った曲、こういう曲に出会うとカンタベリーの影響って大きいなと感じます、このアルバムのベストの曲


DOPO L`INFINITO / NUOVAERA
ヌーバ・エラというのでしょうか?イタリアのシンフォ&ゴシック調の曲が多いグループです、1曲目からオーケストラと
ハープシコードが出てきてチェンバーしてます、語り掛けるように歌うボーカルは詞を読んでいる感じで独特なコブシを
持っています、中ジャケでは全員ロングハットを被っていますが、曲もそれを象徴して組み曲的にしてあり、古典的な
起章転結な作りです、ただ、音は異様に良いです、シンバルのシャーンと叩いた後の余韻まで聞えます、楽器全部
がひとつひとつにちゃんと聞こえて一体となってスピーカーから飛んできます、昔のLPだとA面B面各一曲ですが、C
Dプレーヤーだと8曲までクレジットされます、4.5.曲目のスピード感はなかなか聴き応えありです


BLINK/NOVA
オザンナを出てイギリスに行き世界的に成功しようとして作ったアルバム・・・と言うのが通説になっています、歌詞も
英語で(ちょっとつたない・・・)一生懸命に歌ってます、音はややヘビーなジャズロック、力強いベースにサックスなど
がフリースタイルで絡んでいきます、1975年のジャズロック&クロスオーバー勃興、進行形の当時としては他のア
ーティストに比べ、結構アクの強いアルバムだったと思います、プロデューサーがブラントXなどを手がけた人だったと
思いますが、とりあえず、そんな有名どころのプロデューサーにも認められ、たしか次のアルバムはパーシージョーン
ズやフィルコリンズまで一緒に演ってくれてます、ですからこのファーストもややアップテンポのリズムにぎっしりと濃
いジャズロックが詰まってます、とてもクオリティの高い(完成度の高い)アルバムです、全体的に組曲的になってい
るため、どの曲が一番!とはチョイスできないのですが、強いて上げればNOVA part1.2でしょうか、ファズ、ワウワ
ウ、トルネード(と、当時は言ったのだけど今はなんて言うのかな?)の効いたギターに忙しいドラム、管楽器のオー
ケストレーション、ベースソロをはさんでドラムソロ・・・あれ?、これってなんかブランドXっぽい、でもこれがジャズロッ
クの真髄、王道、イタリア帰らないでもう少しやっててほしかったです


PICCHIO DAL POZZO
イタリアのハットフィールドと呼ばれていますが、このアルバムどうでしょうか?きれいな小曲が並んでいますが、割と
前衛的な曲もあります、3曲目は、ハットフィールドのファーストの9曲目の影響が強いです、リフが続くところや、シン
セの浮遊感のある音色はもしかしてパクリ?6曲目からはハットフィールド節(ってあんの?)が続きますが、それは
ハットフィールドを知っているからどうしてもそう言う言い方になってしまうわけで、比較することがバカらしいくらい美し
い曲が約4分ほどで次々と進んでいきます、CDでデジタルリマスターをしてあるのでしょうが、異様に音が良いで
す、このグループの生命線のひとつのテナーソプラノのハーモニーボーカルやシンバル、シャラシャラ(ちっちゃい鉄琴
みたいなのでシャラシャラやるやつ、愛しのエリーとかで使ったやつです)が金属の音がします、当然ですが・・・でも
他のグループの高音、こんな音しません、繊細なレースのリボンみたい、または、ケセランパサランみたい・・・ちょっ
とローカルな例えで分かりずらいと思いますが、多摩動物園の昆虫館の蝶の広場みたい・・・夢の中・・・


CAMERE ZIMMER ROOMS / PICCHIO DAL POZZO
邦題、「ねじれた小部屋の風景」となってます、タイトルだけでもちょっと面白いです、これは「ねじれた」がメッセージ
の主題でしょうか?それとも「小部屋」か「風景」か?まるでピカソのキュビズムかベーコンのフォービズムか・・・そん
な想像も楽しいです、曲も一聴すると前後のアルバムに比べ歌が多く、ボーカルの音がバックの演奏に比べ大きい
です、私達日本人にはちょっと笑ってしまう(失礼!)言葉もいっぱい出て来ます(チンポとか、たれたとか、関東と
か、ゴメンナサイそう聞こえちゃうのです)逆に親しみやすいですイタリア語って(読めない、書けない、意味知らない
ですが)そんなことを想像してニコニコしてしまうくらいこの音楽はゆっくり、リラックスして聴けます、楽しいし、美しい
し、途中の街の雑踏やジュースミキサー?バリカン?などの音は(本当は実験的なのでしょうが)あぁーイタリアの音
ダーとミーハーになっちゃいます、3曲目はスゴイですね、こりゃヘンリーカウも真っ青です、この楽器の掛け合い、永
遠に続いて欲しいです、内ジャケにメンバーの写真載ってますが、みんな若いです、みんなやさしいそうなアンチャン
ばっかです、でもこの顔、クセモノです、音の中身はナノ粒子や中性子の測定機械(ノーベル賞モノ)ですが、周りをフ
ランス菓子のスフレみたいに包みました、見た目は(一聴するとBGM)繊細で滑らか、食べると(良く聴くと)ハイテク
ばりにいろいろなフレーズ、リフ、インプロが織り込まれている、ハットフィールドより手口が巧妙です、確信犯!


FORSE LE LUCCIOLE NON SI AMANO PIU / LOCANDA DELLE FATE
イタリアのグループなのでしょうか?ギターのバイオリン奏法やポロンポロンのピアノやオーボエやフルート的なシン
セの音で全体的にはシンフォ系です、1977年、78年にかけてのアルバムなのでシンセがかなり高性能になりポリ
フォニックのストリングスシンセが興隆を極めた時期です、プログレ最後のあだ花的時期で、最後のモンスターのUK
(もちろん憂国志士の時)やイエスもトーマトなどで急速に失速していきます、このロッカンダ・デッレ・ファーテもイタリ
ア最後の(大物かかどうかは知りませんが)シンフォグループです、ただし曲は良い曲が揃っています、メロディも美し
いし、全体的にトロトロな大甘のシンフォではありません、とくに7.8曲目はボーナストラックで1978年録音(想像す
るにこの2曲はファースト発売後のニューシングルでは?)のクラシックのエッセンスを生かした美しい曲、一部にオペ
ラ座の怪人のフレーズを持ってきてなかなか「こじゃれ」ています、基本はジャズロックではありませんが、ボーカル
がオペラしていてなかなか気持ち良い一曲、ま、この曲のみを聴いても充分価値ありです、


TIME OF CHANGE / THE TRIP
フリオ キリコが加入、キーホード主体のトリオとなってそれこそTIME OF CHANGEしたトリップの最後の(4枚目)ア
ルバム、1974年発売、EL&Pの3枚組ライブ レディス アンド ジェントルマンが発売された時期でもあります、キ
ーボート主体のトリオだとよくEL&Pと比較されますが、当時のキースエマーソンがオルガンとピアノが主体だったの
と同じく、こちらもそれが演奏の中心です、1曲目からスゴイのりとスピートです、ただ、EL&Pのように小節、小節で
フレーズを変えたり、緩急や強弱を突然変えるようなクラッシック的な構築はしていません、かなりジャズロック的な
曲調です、トリオの状況上、ギターなどをフレーズの間の隙間に入れてスカスカ感を埋めることが出来ないので、キリ
コの素早いドラムとキーボードのつねに弾いている状態が多く、そうしないと音の厚みが出ません、、苦労がしのば
ばれます、1曲目、最後でまったく違う曲に変化します、ジャズのピアノ弾き語りみたいな・・・ちょっとデキシージャズ
的な、なかなか先を読むことが出来ない曲作りです、2曲目のイントロもジンタみたいで、遊んでるな!と言う感じ、途
中からベーシストがシンセベースを弾きます、この辺はトリオならではの一人二役、いや、三役、キリコもミニタムのパ
ーカッションやりながらドラム叩いてます、この人マジ?って感じです、よくキリコは腕が3本あるといいますが、4本で
しょう、5本か?6本?7本!エッ・・・それじゃ千手観音だ、とにかく、演ってる自分達が一番楽んだよ!と言うことが
こちらに伝わってくる名演奏、名一人二役、の名アルバムです


KENSO
ケンソーのメジャーデビュー1作目、当時の僕は日本のロックはブルースっぽい(と思っていた)クリエーションとか、
ハードロックの紫とか(ディープパープルから取ったのだと思うけど、なんか外人コンプレックスみたいでこの名前の好
きじゃなかった)なんとなくプログレみたいな「フクザツ」なのは外国なのかなぁ・・・日本語のロックは歌謡曲と変わら
ないや、と思ってました(キャロルに出会ったのは逆衝撃でした・・・・)そんな中で80年代に入るとニューウェーブや
ディスコブームがあり、当然そちらへ入っちゃいました、その後、現代音楽やジャズ、クラッシックとおいしいところをつ
まんで耳年増になるとケンソーのよいところがグワングワン響いてきました、
1曲が5分程度でもう少し聴きたい!と言うところで終わるのです、考えますに、この緊張感が維持できるのが5分が
良いとこなのでしょう、それ以上だと演ってる方が脳障害おこしかねない、よくアメリカ映画に日本人や日本のシーン
が出てきますが、アレは違うでしょいくらなんでも・・・障子に着物は普通じゃないよ!そんな逆視点の日本を日本人
が演出したら、わざと日本的な琴や音色を入れたら?とうなる?ケンソーにはそれがあり、また、それが誇らしく聞こ
えます、西洋人には発想出来ない日本の童謡のニュアンス、そんな感じがちりばめられています、でも曲調はジャズ
ロックです、そのジャズロックの中にほんの一瞬見え隠れするのです、これらは日本人のメンタリティです、日本人と
して日本に生きるリアリズムです、ハハハ、外人じゃわからんだろう・・・この微妙な音感


SPARTA / KENSO
ケンソーのスタジオ録音の実質セカンド、ファーストから5年間のブランクがあります、途中にメンバー交代があってレ
コーディングも2年くらいかかったらしいとライナーに書いてあります、そう言えば、もともとツィンキーボードだったため
に音的に分厚かったのがより分厚くなった感じがします、かなりメンバーがノッテイル感じがします、演奏もそうです
が、アレンジも凝っていて、ややシンフォ系入ってるかな?私的にはちょっと背脂入れすぎ、しょうゆトンコツはちょっ
と・・・喜多方ラーメンの方が、飯豊山の水がやっぱおいしくて・・・って・・・一応ケンソーの代表アルバムです、3曲目
なんかどこにもないジャズロック、変拍子に目が回ります、なんといっても6曲目のベースのリフから始まってだんだ
ん盛りあがっていく感じがミニマル的で鳥肌モノです、

JAZZ ROCK 5

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